自動車やバイクの事故(自損事故を含む)が原因で脳や脊髄に重度の障害を負った場合、以下の手厚い制度が用意されています。
遷延性意識障害者のための療養施設
自動車事故による脳損傷によって常時介護を必要とする方のうち、入院の要件に該当する方に、手厚い治療とリハビリテーションを概ね3年間行うNASVA療護センターと、療護センターに準じた治療と看護を行うNASVA委託病床が各地に設置されています。(全国11カ所、310床)委託病床については、「ナスバスコア」30点以上であれば入所基準に当てはまりますので、遷延性意識障害から脱却した「重度高次脳機能障害」の方でも入所できる可能性があります。
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介護料
自動車事故が原因で、脳、脊髄又は胸腹部臓器を損傷し、重度の後遺障害を持つため、移動、食事及び排泄など日常生活動作について常時又は随時の介護が必要な状態の方は、介護料の申請が可能です。自賠責後遺障害等級(別表第1級・第2級)相当の方が対象で、介護保険サービスや、労災の介護料との併給はできません。労災よりもNASVA介護料の方が多用途に活用できます。
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短期入院・入所費用の助成
介護料の受給資格を有する方が、治療、養護及び介護を行う家族等のレスパイト等を目的として、病院や障害者支援施設等へ短期入院・短期入所(ショートステイ)した場合(原則として、1回の入院・入所が2日以上14日以内(リハビリ目的での入院の場合、2日以上30日以内))には、次の費用について、年間45日以内かつ年間45万円以内の範囲内で支給します。