交通事故に逢われたら

あなたとあなたの大切な人を守るために、正しい情報を整理することで、心配や不安が和らぐことも十分にあります。
ご自身の過失割合が大きそうな方、単独事故の方、身寄りの無い方・・・にも、是非ご活用ください。

• 事故状況

  ドライブレコーダーや警察に協力を仰ぎ事故状況を整理します。警察へ人身事故の届け出を行い、交通事故証明書の申請を行いましょう。

  

• 人身傷害保険特約について

  保有車がある場合、保険金額の上限の範囲内で補償が受けられる可能性があります。自動車保険の契約状況を確認しましょう。

  

• 弁護士選びについて

  弁護士選びはお医者さん選びと同じです。交通事故に詳しい専門家（弁護士等）に相談しましょう。

  

• 治療を開始されたらお医者様から説明をうけましょう

  警察に提出した診断書の診断名を確認しましょう。どの部位を損傷したのか、意識障害の推移などよく相談を受けましょう。

  

• どの保険で治療するのでしょうか？

  交通事故であっても医療保険を利用可能です。利用しないと賠償金が少なくなる場合があります。労災保険の申請も行いましょう。

  

• 治療中の生活補償

  お給料や交通費・雑費は相手損保に請求可能です。ご家族への補償は受けられる場合がありますので確認しましょう。

  

• 障害が残ったら

  障害が残った場合は速やかに障害者手帳や特別障害者手当を申請しましょう。事故から1年半後も治癒していない場合、障害者年金の受給が可能です。

  

• 退院に向けて

  ご自宅に戻る場合にはリフォームの準備を始めましょう。もしリフォームが間に合わない場合は一時的に行ける施設を探しましょう。同時に介護保険制度や障害者福祉制度の利用準備を始めましょう。

  

• 自賠責の症状固定とは

  加害者（損保会社）との賠償を開始する第一歩で、その時点で被害者に残る後遺障害を診断して認定してもらいます。しかし治療を止めるわけではありません。

  

• 自賠責保険の被害者請求とは

  自賠責保険の請求方法は2つあり、1つは保険会社に任せてしまう「事前認定」ですが、もう１つのご自身（ご家族、または代理人弁護士等）で行なう「被害者請求」の方がメリットがあります。

  

• 成年後見人制度とは

  判断能力が十分でない被害者について、本人の権利や財産を守り、その身上監護をする援助者（「成年後見人」等）を選ぶことで、ご本人を法律的に支援する制度です。

  

• 自動車事故対策機構（NASVA）

  国土交通省が所管する独立行政法人で、「守る」「防ぐ」「支える」をスローガンに自動車事故防止と自動車事故被害者支援を業務の柱としており、略称を「ナスバ」と言います。

  

• 家での暮らしがはじまったら

  在宅復帰された後のリハビリや生活、または地元での交通事故被害への無理解などに悩まされないように、そのような方の精神的な支えとなる支援を当会では行っています。

  

• 賠償手続きと各種社会保障申請の流れ

  利用できる社会保障制度や損害賠償の流れを把握しやすいように時系列で整理してみましたので、ご自身の場合に当てはめて申請の時期をご確認ください。